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膠原病内科

膠原病とは

膠原病とは、本来ならば病原体から身体を守るはずの免疫に異常を来し、さまざまな臓器に慢性的な炎症を引き起こす病気のグループです。自分自身に対して異常な免疫反応が起こることから「自己免疫疾患」とも呼ばれます。

健康な状態ならば、免疫力は外部からの病原体や異常な細胞を見分けて、異物として排除します。膠原病では、何らかの原因でこの免疫システムに異常が起こります。自分自身の臓器・器官を構成する細胞やたんぱく質を病原菌(異物)であると認識するリンパ球や自己抗体が産生され、自分で自分を攻撃して慢性炎症を起こしてしまうのです。様々な自己抗体がわかってきており、血液検査で測定できるものもあります。

代表的な疾患は、関節リウマチ・全身性エリテマトーデス(SLE)・強皮症・血管炎・シェーグレン症候群などですが、ほかにも多くの疾患が膠原病として分類されています。

多くの膠原病に共通する症状は、発熱・関節痛・倦怠感などですが、攻撃される臓器により症状は異なります。腎臓が標的になる膠原病もあり、血尿やタンパク尿を伴い急速に腎障害が症状です。ゆっくり進行するものや増悪と寛解を繰り返すもの、急性発症して激しい症状を起こすものなど、病気の進行速度も様々です。

膠原病の診断

診断には、病歴(症状の経過)・現在の症状・一般的な血液検査尿検査や自己抗体検査・症状のある臓器や器官の画像診断を行います。組織の一部をとって顕微鏡で調べる病理検査が必要になる場合もあります。

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